寒くて手が痛い

 引越しの手続きやら、部屋の掃除やら、未だ続く履歴書書きやらの雑事に追われる。近頃は寒いので、書き物はきつい。手がかじかむのでハロゲンヒーターに向け、暖まったところで書く。あんまり寒いと、ない袖を振ってドトールとかスタバに行く。せわしないなあ。
 その合間を縫って、ちょこちょこと遊ぶ。お気に入りはTRPGだ。この遊びを知って、はや四年。大学生活を彩る良い趣味に出合えたものだ、感慨深いね。自作のシナリオなんてものも、多く書いたし。これからも遊んでいきたいと思うが、在学中のようにはシナリオを書けないだろうな。一体何本を書いてきたかわからないが、自作シナリオを一つ書くのにも時間と手間を惜しまずかけた。
 なんか良さそうだ、と思うネタをストックしておいて、バイト中などに考えぬく。これだ、と思ったらメモに残して、帰宅してからNPCやボスデータ、話の流れ、情報項目などなど、とにかく書く。SSSを参考に書いていたから、字数がやたらとかかる。平均でも一万字以上、二万字以上の物も幾つかある。で、しばらく寝かせて置く。そして、見返してみていろいろと手を加える。徹夜したのも十じゃ利かない。結果、良く出来たのかどうか、ドキドキしながらセッションをこなしてみんなの反応を見る。
 少しは成功。数え切れないほど失敗。自戒に続くー。
 なんやかやで、100は越えているはずだ。カジュアルに遊ぶ分には、少しくらい胸を張れそうだが……開けた環境でGMした経験は片手のうちだ。先達の技に学ばないとなあ。気をつけているつもりでも、カジュアル環境に甘えてしまっていると感じることもある。湾岸ミッドナイトで言ってたが、マツダロータリーエンジンで世界唯一のメーカーになってしまっているが故に、競争や挑戦が難しいのだとか。かたやレシプロエンジンは世界中で仲間がいるが、ロータリーは図書館で自習するがごとく、欠点潰しに走ってしまいがち。
 ……エンジンの話だよね? 何でこんなに身につまされるのかー。かーっ。
 ――それだけの時間を費やす楽しみが、TRPGにはある。しかし、しかーし。そうも言ってられないというのも、また時の流れの切なさよ。やれやれ、せわしないもんだぜ。
 それでもとにかく、月に一回くらいは遊んでいきたいぜ。

湾岸MIDNIGHT(38) (ヤンマガKCスペシャル)

湾岸MIDNIGHT(38) (ヤンマガKCスペシャル)