クソ忙しい師走を突っ走りながらロマサガ2について思うところがあったので書く。
 それは軍師の事だ。あいつとであったときを思い返すと、未だにあの特徴的なグラサン割りたくなる。
 当時、まだニキビすらないようなガキであったオレは、地上戦艦の対処にアタマを悩ませていた。なにせ初っ端、牢屋にぶち込まれると同時にリセットを仕掛けるほどのチキンっぷりを国家全域に見せつける有様だ、その時の悩みはおして知るべし火力不足。パーティーをアブドミナルに満ちた戦士で埋める気もしない青少年。
 そこで聞いたのが、軍師という奴がいれば戦艦なんぞチョロいという情報な訳だよ。付け加えるなら、こちとら漫画の三国志とか読んじゃって、軍師って響きには諸葛亮公明しか浮かばないようなイキモノな訳よ。
 まあ過分な期待はしたさ。したともさ。
 だがそれを差し引いても。
 おい。軍師。
 お前本当に軍師かと。
 躊躇う事無く敵に皇帝をブチ当てようというのはいかなる魂胆であろうかよ! 
 アイツは皇帝の座を狙ってやがる――そう、確信したね。(子供心に)
 すでに我がイメージにおいては、火矢をいかけられ炎上の惨状が広がる戦艦を、呆然と見つめるボクオーン(含む配下)があったので、衝撃は一塩であった。
 駄目押しにあの特徴的なツラ。
 数年に渡ってかの職業が、マイロマサガにおける受難の日々をおくることになったのはそうした事情による。おおなんという『とらうま』であろう。
 ちなみに未だネタに使っているのは、今プレイしても恐らく同じ感慨にふけると思うが、なんであのゲームはあんなに雑魚どもがはりきってこちらをブチ殺しにきたのであろうか? という議題だったりする。かしこ。