○○を装備した

 古着屋で黒いトレンチコートを手に入れたら「すげーシックだ」「黒い」「ドイツだ」となかなかの好評でねー。先生とも間違われなくなったんで友人に便利だと言われたよ。先生と服のセンスがそっくりなんだよ俺。コート以外。
 そんな格好で、ジーパンにレザージャケット装備のゲバランと一緒に兄命都(アニメイトと打ったらこう出た)に行く。めっさ浮いてるんだか溶けこんでるんだか両極端な感覚でうろうろと。ゲバランが一々「ワァーオ」「ウーオ」と限りなく独り言くさい感想を呟くので、半ば本気で完全に無視して逃げようかと思った。俺の学友には言語センスの点でレッドゾーンが千回転あたりで振りきってるような奴が多すぎる気がする。向こうの世界に行きたくてモニターに頭突っ込もうとしたぜ、などと武勇を誇る奴とかは、俺の理解力の欠如ゆえに言動を勘違いしているのだと信じたい。
 モテてえなあ、オイ。(強引に締めます)