ジョジョが無かったらボクはもう……!

 ジョジョ第六部であり、ジョースター家敗北の運命を記した秘録ストーンオーシャンの文庫を発見した。

 出たのか。ブラボウ!

 ジョリーンも大好きな私としてはたまらない事態だ。最初見たときは『あさりちゃんみたいな髪型だな。斬新?』とかなんとかホザいていたけど、あのカッコよさが大好きだ。カッコよさは言葉ではなく心で理解するものなのだと分かった。そう、アンジェリーナ・ジョリーとかユマ・サーマンみたいなあの魅力。

 あと義経とか正成とか、敗れる者への判官贔屓なんだが敗北にも喜びを持つ性質なので、なんだかんだで好きなのだ。第六部。

 そんな我が家にはジョジョの単行本が全部揃っているが、それでもなお文庫の魅力に抗うのは難しい。あとがきof荒木先生があるというのもあるが、なんといおうか? カネを払うという行為そのものが漫画を読むための大切なステップに感じられるのだ。

 そういう感覚が養われてしまったが故に、新刊と聞いただけでどうにも『あ、買わなきゃ』みたいな感覚が自然と立ち現れる。私的には困らないが金銭的には困った事態だ。ああいかん、これじゃ私的に困ってる。

 と、さらさらと書いてて思ったが、意外に文章量が無いな。かなりのシーンを思い描いているんだけど、どうやら『あれはオモシロかったなア』とか考えるだけでなかなか内容に直結しないのねえ。

 これだけはいえるが、『漫画を10時間見るたびに偏差値が1下がる』という公式がもし成り立つのなら、漫画を読まない時空の私は恐らく数ヶ国語をすらすらと解し司法試験に合格し気まぐれに東大生になるような、そんな奴になってたよ絶対。