N◎VA

 トーキョーを焼き尽くす量の特殊弾頭。イワサキ重工が極秘裏に持ちこんでいたそれが盗まれた。街を滅ぼしうる兵器はいずこへ消えたか。N◎VAの闇に蠢く忍者軍団は何者か。 もはや迷う暇すらない。貫け、奴よりも疾く。穿て、奴よりも深く。
トーキョーN◎VA The Detonation「天殺忍法帖

クグツ 千早重工後方処理課三班 社長より新たに命令が下った。最近不信な動きのあるイワサキについて内偵をしろという。命令に忠実な君は即座に行動を開始した。

カゲ 元・桜花忍軍特殊部隊“ヤタガラス” かつての同朋達がN◎VAに対して動き出した。世界有数の腕前を誇るヤタガラスの抜け忍に対抗できるのは君しかいない……。かつての上司は君に、同朋殺しを依頼した。

ニューロ フリー 軍事施設の盗聴をしていたときに、聞きなれない単語を聞きとがめた君は一瞬のちに青くなる。……N◎VAが壊滅するだって? 他人事ならいちいち関わらないが、自分の住処がなくなるとなれば話は別だ。

カゼ フリー 君の友人がイワサキの積み荷を運ぶ仕事を受けてから、連絡が取れなくなった。なにかやばいヤマにでも当たったのかと気を揉んでいると、人探しの依頼がきた。そう、友人を探して欲しいという。

カタナ フリー 君は職業凶手として、幾多の罪人を断罪してきたスペシャリストだ。いつもと同じく今回も問題なくこなす。そう、今回の依頼は――抜け忍殺し。

蒼穹を馳せる白、海神を抜ける黒。新鋭機と新鋭艦がジャックされ、N◎VAへと特殊弾頭を照準する。難攻不落の海の城を落とすため、選び抜かれた精鋭達。虚虚実実の駆け引きを越え、トーキョーの命運を双肩に背負い、異端の空を翔けぬけろ。
トーキョーN◎VA The Detonation「宵闇のイージス

クロマク フリー 目の前には幾多の機密書類。上げた視線の先には和泉藤高のホロヴィジョン。和泉がだしぬけに話し始めた内容によれば、日本軍の新鋭艦が何者かによって占拠されたという。そして、ネゴシエーターとしてN◎VAの人間を要求しているとも。「事態は急を要する。君に交渉を依頼したい」

カゼ フリー マルチドライバーである君は、今回船舶の運転を依頼された。なんでも軍事に関わるとの話だが、そんな程度の危険な話、はいて捨てるほど転がっている。君はいつものように二つ返事で引きうけた。

アラシ フリー ブラックハウンドに包囲され、突然セットされた脳内爆弾。普段あまり真っ当な商売は営んでいないとはいえ、これほどの仕打ちを受ける憶えはない。そんな君に向かって一言、「解除方法は任務の完遂のみだ」――稲垣は下卑た笑いを浮かべた。「指令を与えるぜ。最新鋭艦“ガイスト”をぶっこわせ」

カゲ フリー かつての同朋の最終目的をつかんだ君は、それがN◎VAの壊滅を手札にした命がけの交渉であると知る。そんな事はさせない。させるわけにはいかない。かつての同朋を手にかけた贖罪か、それとも依頼を完遂すべしとの矜持か。君は海原に垣間見える戦艦を見据えた。