オリジナルもいいもんだ

 O山んちで友人諸兄とTRPG。O山のサークルブラザーが作った奴でひたすらダイス目が命のゲーム、名付けて「真空」。ゾロ目がでないとカウンターすら不可能、しかしゾロ目がでるたび――出るたび死人がー。ぎょー(奇声)。PLのHPの倍以上の打撃がサクッと飛び出すデッドリーダッドリーなシステムはまるでロマサガ(で、味方が混乱したときのよう)。楽しかったー!!
 というわけでシナリオ名はど忘れ、GMはイマイ士。そして我らが冒険者達。
 牙刃(キバ) 使用武器・カラダ  若干18歳にしてトータルファイティングの雄。常識人にも関わらずデンジャラス冒険者たちと行動を共にするナイスガイ。
 クロセール 使用武器・剣  22歳の紳士な剣士。高貴な血筋の者らしく、重装甲で礼儀正しい。出来の非常に悪い弟子を見放さないナイスガイ。
 ぐわんげ 使用武器・弓  三十路の脳筋山賊でカニバラー。クロセールを襲撃して返り討ちにあい、師弟の礼をとる。ことある事に諌められるナイスガイ。
 シーゲル(仮名) 使用武器・斧 二十代の斧使い。冷静な判断でパンクに状況を切り抜ける。リーダーシップ? なナイスガイ。
 基本的にゾロ目が出るかどうかが全ての分かれ目のこのゲーム、リアクションでゾロ目を振ればカウンターで瞬殺も当然の可能性として計算しなければ。しかし。
GM「ゾロ目ー。カウンター」
PL「ぐわんげの奴弓ですよ?(弓はカウンター不可)」
GM「うわぁぁぁ!」
 なんという事でしょう。何かに憑かれたかのようにリアクションでゾロ目、しかし相手は弓。ひゃっほーう! GMが弓使い相手に貴重なダイス運を消費してしまうためか、他の直接攻撃陣にほとんど有効打が与えられない以前にファンブルすら降ってくる始末。最終的にボス技の最強攻撃は結局見ないまま殲滅、もろともに散華!(しません)
 そして彼らは町の伝説となったのです〜END〜